キューバ音楽リズム講義のページ

【古文書】キューバ音楽リズム講義のページ


連絡先

(メールアドレスは画像です。クリックしてもメールソフトは起動しません)

このページを見にきてくださってありがとうございます。筆者の福島誠です。

このページは1983年〜1985年に大阪で発行されていたミニコミの「トロピカル通信」に私が連載していた「キューバ音楽リズム講義」の記事を保存したものです。

今でこそクラーベというのはキューバ音楽のファンなら誰でも知っていますが、当時、こういうことを知っている人は少なかったので、レコードを聴いて少ない資料を読みながら推理してまとめました。
幸いなことに、後になって出版されたキューバ音楽についての参考書(注)と比較してもそれほど間違っているところはありませんでした。

ときどき八つ当たり的な記述がありますが、連載中は全然反響がなかったのにいらだっていていたのと、雰囲気だけで音楽を聴いていたサルサファンへの屈折した感情が 出てしまったものです。当時は20代でしたが、若さゆえの過ちですのでお許しください。
思えば、何も情報がなかったからこそ集中して音楽それ自体を聞き込むことができたわけで、私にとっては幸せなことでした。

この連載が評価されて、その後ミュージックマガジン、レコードコレクターズでレコード評を、またJVCのイラケレのレコードの解説を依頼されました。
1985年に札幌に戻ってきて大阪の友人たちとは遊べなくなり、またレコードを買うお金も続かなくなって、(キューバ音楽は私の好みとは逆方向に進化を続けて)音楽評論家は休業したまま現在にいたっております。

ところが四半世紀後の2010年になってキューバ映画祭の関連でふたたびキューバへの熱が高まって古いレコードを聴くイベントなどもやっため、古文書をまとめることにいたしました。




(注)現在では、たとえば、信頼できる参考書として以下のような本を買うことができます。

【書名】サルサ・ガイドブック ピアノ&アンサンブル
【著者】Rebeca Mauleo'n 著
【定価】税込 6,300円
【ISBN】978-4-7549-3158-2

【書名】キューバ音楽 増補新版
【著者】八木啓代・吉田憲司著
【定価】税込 1995円
【ISBN】978-4-7917-6497-6





古文書保管庫

以下の古文書はすべて jpg 形式の画像で、1枚200KB〜1MBくらいの大きさがあります。
ダウンロードしてB5〜A4程度にプリントしてお読みください。

号数年月回数内容1ページ2ページ3ページ
283年3月1最初に。まずは感じてみよう古文書
383年4月2基本とダンソンのパターン古文書古文書
483年5月号3ダンソンからハバネラへ古文書古文書
583年6月号4クラーベの第一回古文書古文書
683年7月号5コンガを叩く古文書古文書古文書
783年8月号63-2と2-3の聞き分け ティンバレスのパターン古文書古文書
983年10月号76/8の徹底的研究の1 アフロ系ハチロク古文書古文書
1083年11月号86/8の徹底的研究の2 ルンバのクラーベ古文書古文書
1183年12月号96/8の徹底的研究の3 サルサのハチロク 古文書古文書
1384年2月号106/8の徹底的研究の4 汎中南米的ハチロク古文書古文書
1484年4月号11キューバ音楽をやってみよう古文書古文書
1684年6月号12メロディの中のクラーベ古文書古文書
1784年7月号13最後のことば。ちょっと爆発古文書古文書
883年9月号番外1レコード評「チャポティン」「ナランホス」「マチート」「パパイート」古文書古文書
1584年5月号番外2レコード評「イラケレ」とクラーベのノリについて古文書古文書


先頭に戻る